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40話 探し訪ねて [朝ドラ「まれ」]

朝ドラ「まれ」40回
5月14日 晴 今朝のNHK TV 
探し物は、えてして、思いもよらない所にある物。
その店は、夜の中華街を走り抜け、坂道を上り下り
人に聞き、辿りつけば「閉店」の張り紙。
まれは落胆して、その場に座り込んだ。店名は「マセリシュシュ」
何人かの常連客が、異口同音に「また閉店している・・・」
と、来ては帰っていた。そして、まれに教えてくれた。
「ケーキは美味しいが、主人は相当の変わり者」

能登では、まれの幼馴染たちの父母が集い、いつもの飲み会、話し会を
楽しんでいた。皆を前にして、徹が、まれのいない寂しさ、心配を声高に
嘆いていた。一子の母は、一子はまだ東京を諦めていないと、溢した。
「こっそり、オーディションに応募して、落ちてばかりいる」
「圭太と付き合いだし、能登に落ち着くと、思っていたのに」
一子の父が、圭太との付き合いに異常に反応して、男親特有の心配を
大袈裟にしていた。

後片付けが一段落した藍子は気が付いた。
洋一郎の父、慎一郎は、しみじみと、元治と文と3人で飲んでいた。
「いいもんだな~、それぞれの親が、子供の心配を話し合うのは」
藍子が、亡き奥さんの事に話を向けると、慎一郎は「イイ奴だった」
ボソリと答えた。そして、まれちゃんは、心配いらない!
「真直ぐに愛された子は、真直ぐに育つ」
洋一郎が父を迎えに来た。「父ちゃん、明日も早いのに、早く帰ろ」
藍子は思った。洋一郎も真直ぐに育っている!

まれは、探し当て、閉店していた店の前で色々な事を想像し、
楽しい気持ちになり、いつしか寝てしまっていた。
幾人もの常連客が、朝から駆けつけて来た。
「明日、シンガポールに行く娘が、ここのケーキが大好き」
「今日、買わないと間に合わず、困っている」
昨晩も来ていた中年紳士が、まれに、泣きついていた。

まれは、トイレに行きたくなった。「どうしよう・・・」
若者が一人、店に入った。まれは、後に続いた。
どのような口実でも、若者は中に入れてくれない。切羽詰ったまれは・・
「トイレに行きたいのです!お願いいたします」

まれは、スッキリと落ち着き、好奇心から店内のキッチンに感激していた。
「これが プロのキッチン・・・か!」
困惑する若者に、追い出しを迫られる。へこたれずに、まれは観察を続け
器具の説明を聞いていると、パテシエらしき女性が、高圧的に門切口調で
まれを罵る様に叱責して来た。

「お前が、何で ここにいる!」
まれは、声の主を見た!
金沢のロールケーキ甲子園の嫌味な審査員が、厳しい表情でそこに居た。


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